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世田谷パン祭り2024参加と「小麦×むし歯のリスク」について

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世田谷パン祭りに参加して

先日、世田谷区で開催された「世田谷パン祭り」へ行ってきました。
会場は池尻大橋駅から徒歩15分ほどの世田谷公園。土日で開催されていたこのパン祭り。私が参加した土曜は小雨が降り少しは肌寒いどんより天気でした。
それでも、全国各地から集まったパン屋さんが並び、訪れる人々の顔には笑顔が溢れていました。会場には沢山のブースがあり、どれを選んでいいのか迷ってしまうほど魅力的なパンがずらり。写真を撮りながら、一つひとつのブースを巡り、個性豊かなパンを堪能しました。

パンだけでなく、エスプレッソコーヒーやクレープ、さらにはワークショップや雑貨店など、さまざまなお店が揃っていました。

また、会場内では、DJブースからの軽快なトークが響き渡り、楽しい雰囲気が広がっていました。

休憩スペースも設けられており、雨が降っていなければ階段での食べ歩きや屋外での楽しみも可能だったと思いますが、その日は休憩スペースでしか食べることができませんでした。

美味しいパンや多彩な出店が楽しめる世田谷パン祭り。
心温まるひとときを提供してくれる素晴らしいイベントでした。
来年もまた参加し、美味しい食体験を楽しむことを今から心待ちにしています。

(※現金のみのお店もあるので現金を忘れずに持っていくようにしましょう)

パンと歯の健康について

世田谷パン祭りでパンの魅力を満喫したところで、今回はパンと歯の健康について少しお話ししていきます。

パンの主成分とむし歯リスク

パンの主な原料は小麦粉(特に強力粉)であり、炭水化物が豊富に含まれています。炭水化物は、口腔内でむし歯菌のエネルギー源となり、これが糖分に分解されると、むし歯菌が酸を生成します。この酸が歯のエナメル質を攻撃し、むし歯を引き起こす原因となります。

特に注意が必要なのは、甘みのあるパンや柔らかくて噛みごたえのないパンです。例えば、クリームパンやメロンパンなどの甘いパンは、糖分が多く含まれており、むし歯菌の活動を助長します。また、食パンやフワフワのロールパンのように、口の中で簡単に崩れる柔らかいパンは、噛んでいるうちに歯にくっつきやすく、歯の隙間や表面に残りやすいため、むし歯のリスクが高まります。これらのパンを食べた後は、しっかりと口腔ケアを行わないと、長時間にわたり酸の影響を受けることになり、むし歯が進行する可能性があります。

デンプンの影響

小麦粉に含まれるデンプンも、むし歯と密接に関係しています。デンプンは口腔内で分解されると糖分に変わり、むし歯菌が酸を生み出すためのエネルギー源となります。特に、パンのように歯にくっつきやすい食品は、食後に歯に残留しやすいため、長時間口腔内にデンプンが留まると、酸の生成が続き、むし歯リスクが高まります。

そのため、パンを楽しむ際には、食後の口腔ケアが重要です。水やお茶を飲んで口内をすすいだり、可能であればブラッシングを心がけることがむし歯予防に役立ちます。パン好きの方も、こうしたケアを習慣化することで、むし歯リスクを抑えることができます。

パンを楽しむためのケア

上記で長時間口腔内にデンプンが溜まるとむし歯のリスクが高まることをお伝えしました。
そのため、パンを食べた後や食事をした後は、しっかりと水を飲むか歯磨きをすることで、むし歯のリスクを下げることができます。特に、口の中に残ったデンプンを洗い流すことが重要です。水分を摂ることで、唾液の分泌も促進され、口腔内の環境が改善されます。

また、日常的に定期的な歯磨きやフロスの使用、さらに定期的な歯科検診を行うことも忘れずに。
これらの習慣が、むし歯の予防だけでなく、歯周病やその他の口腔内の健康を守るためにも非常に重要です。定期的なチェックアップによって、早期に問題を発見し、適切な対処をすることができるため、健康な歯を維持するためには欠かせないケアとなります。

さいごに

パンは美味しく、生活に彩りを与えてくれる食品です。そして、世田谷パン祭りのように多彩なパンに出会えるイベントも、心がワクワクする体験です。
来年もまたこの世田谷パン祭りに参加して、たくさんの美味しいパンに出会いたいと思います。

今回参加できなかった方は、お天気の良い日に池尻大橋の沢山の美味しいパン屋さんをめぐってみるのはいかがでしょうか?
日々の食事にパンを取り入れ、且つ、歯の健康を守るためのケアも意識し、美味しいパンライフを楽しみましょう。

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